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患者様の声

2013年09月27日

肩こりで通院しています

昨年(2012年)10月の中旬、ある資格試験に向けて答案を書く勉強していたところ、首の左側に鈍痛を感じました。それまでも、デスクワークが長時間に及ぶと同じ箇所に違和感が現れることはありましたが、しばらく安静にすると治まっていました。ところが、今回は鈍痛がひどくなるばかりで、それが顔や頭部の左側にまで重くしびれたような違和感となって広がり、吐き気も伴いました。勉強しようにも机に向って10分もしないうちに頭が重くなり、そのまま寝込んでしまうことも少なくありませんでした。
こんな状態では資格取得どころではないと、以前に友人から紹介されていた「まり鍼灸院」さんにすがるような思いで診療をお願いしました。
最初に鍼灸を施していただいた直後から机に向かって勉強できる時間が30分ほどに伸び、症状が緩和される効果を自覚できました。それだけでも大変ありがたかったのですが、もっと驚かされたことが2点ありました。
第一に、鍼灸を施していただいている間に血液が全身のすみずみに駆けめぐっている様子がまざまざと感じることができたことです。この感じはその後も変わることなく続いていて、時には「血湧き肉踊る」という言葉がぴったりあてはまるようなこともありました。そして二点目は、診療日の翌日、なにげなく左手の甲に右指で触れてみたところ、皮膚がすべすべになっていたことです。血流が良くなって体の末端まで栄養が行き届き、皮膚細胞が活性化したのだ、と素人なりに納得できました。これほどに自分の体がいわば一種の栄養不良の飢えた状態にあったのかと驚きもしました。
たしか3、4回目ぐらいの治療の時だったか、院長先生が「私は、体の流れを良くするのを手助けしているだけ」とおっしゃったことがとても印象に残りました。鍼灸によって症状が改善されるのは、血液の循環など体の流れが良くなることで体にもともと備わっている力が働き出し、体をあるべき良好な状態に戻していくからだ――そのように私は理解しました。そして、50歳を超えた私にも、良くなろうとする体の力が残っていることが実感できたことを本当に嬉しく思いました。同時に、何十年にもわたって自分の悪しき生活習慣のせいでこの力を抑えつけていたことを「自分の体に申し訳ないことをしていた」と心苦しくも思いました。
こうして治療を重ねていくにつれて、本を読むだけならば、1時間、2時間と徐々に長い時間の勉強ができるようになっていきました。寒さが厳しくなったり、長時間無理をした場合には一時的に症状が悪化することもありましたが、それでも回復にかかる時間はとても短くなりました。そのうちに、院長とのお話しを通じて、首の痛みの原因は筆記する際に力が入りすぎ、首や肩に負荷がかかるような悪い姿勢で勉強することが習慣となっていたからだということも自覚でき、正しい姿勢を心がけるようにもしました。
現在は、資格試験の筆記試験対策として答案を書く練習を2時間続けても、重い症状は出なくなりました。5ヶ月前はペンを持っただけで首や頭部が重くなり、書くことが全くできなかったのですから、ここまで症状が和らいだことについては院長先生とスタッフの皆さんに感謝するばかりです。おまけに、それまでは試験に合格するかどうかという不安ばかりにとらわれて精神的に行き詰まった状態だったのですが、鍼灸をしていただくようになってからは、今の自分に足りないものにじっくりと向き合い克服していこうという前向きな気持ちに変わってきました。これもたいへんありがたかったです。
とはいっても、今でも3時間を超えて書き続けると、まだ顔面や頭部の左側が重くしびれたようになり辛いこともあります。一日に7、8時間のデスクワークをしても大丈夫な程度に至るにはまだまだ時間がかかりそうですが、あるべき状態に戻ろうとする自分の体の力を信じながら鍼灸を受けて、気長に症状と付き合っていこうと思っています。

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