
剥脱性口唇炎、アトピー性口唇炎、
接触性口唇炎、口唇ヘルペスなどの
くちびるの深刻な炎症に効果を発揮します。
口周囲のトラブルは、炎症が起こる場所によって大きく2つに分けられます。
くちびる全体に生じるのが「口唇炎」、くちびるの端の口角に炎症が生じるのが「口角炎」です。
くちびるの表皮は各層が薄く、皮脂膜がありません。天然保湿因子も少なく乾燥しがちなことから、荒れやすい構造になっています。口唇炎は、このくちびるの表皮が様々な炎症を起こす疾患です。
発症原因によって、①剥脱性口唇炎 ②接触性口唇炎 ③口唇ヘルペス などいくつかの種類に分けられます。
男女とも10~20歳台に好発し、好発部位は下口唇です。口唇に限局して粃糠(ぬか)様または湿潤した黄褐色の鱗痂皮(かさぶた)が付着します。
軽い場合には、口唇にびまん性の潮紅があり、その上に乾燥した粃糠(ぬか)様の鱗屑または湿潤した黄褐色の鱗痂皮(かさぶた)が付着します。鱗屑(皮膚表面に角質が異常にたまり白く鱗状に見えるもの)が次々と生じ、慢性化します。この場合には鱗屑をむりに剥がさず、はちみつ、グリセリン、ワセリン、柔らかい亜鉛華軟膏を塗って浸軟し、除去します。
重い場合には、黄色の痂皮が大きく口唇全体を覆うほどになります。この鱗痂皮が剥がれると浅いびらん面が露出し、特に粘膜側はチアノーゼ色を呈します。軽い場合には、上皮内の浮腫と好中球の湿潤があり、脂漏性皮膚炎のように見えます。この場合は、抗生物質を加えた副腎皮質ホルモン軟膏を厚く塗布するか、副腎皮質ホルモン剤を局所皮内に注射します。予後はきわめて難治で慢性に経過します。本症には心身症的な背景があるので、その意味での生活指導が治療の根本となります。
食物や化粧品、金属(歯の詰め物)など、強い刺激性物質(アレルゲン)への接触が原因で発症します。赤く腫れ、湿疹ができてただれるほか、ヒリヒリした痛みが生じることもあります。 まず発症原因の物質を特定してそれらアレルゲンがくちびるに触れないようにし、ワセリン等による保湿やステロイド剤の使用など対症療法を行います。
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウィルスが唇に感染して生じる病気です。単純ヘルペスウィルスは唇の他に、眼や鼻の周り、時には外陰部などにも感染します。このウィルスは感染した他人の皮膚に直接、唇が接触することによってうつります。その症状は、数個の水疱がブドウの房のように集まって、ピリピリといったような痛みを感じます。
最初は他人から感染し、唇の症状も激しく、高い熱が出ることもあります。1週間もすれば抗体ができて自然に治りますが、ウィルスは神経の中に残り、再発する可能性があります。再発を引き起こす大きな要素は、紫外線と疲れです。紫外線の強い季節や疲れがひどい時、風邪をひいた後などの体力が落ちた時に口唇ヘルペスが出やすいのはそのためです。
口角部における急性もしくは慢性炎症の総称です。
機械的刺激、全身性疾患(鉄欠乏性貧血、悪性貧血、ビタミンB2欠乏、糖尿病など)、感染症(細菌、カンジダ、単純疱疹ウィルス)、皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎)、唾液過多など様々な要因がありますが、いくつかが組み合わさって生ずることが多く、年齢・性別を問わず起こります。
両側(片側)の口角部に限局し、紅斑、亀裂、あるいはびらん、痂皮(かさぶた)を伴う炎症で、痛みを伴います。原因あるいは基礎疾患に対する治療を優先して行います。
いずれも、局所的には痂皮を除去し、カンジダ性には抗真菌外用剤を、細菌性には抗生物質含有副腎皮質モルモン軟膏を1日数回外用するのが有効とされます。
東洋医学では、自然界や人間などの様々な現象を5つの性質に分類する「五行」という理論に基づき、身体の組織や器官、生体現象がそれぞれどのように相互に関係しているのかを考えます。
人体における五行の一つである「五臓」では、身体の主要な臓腑を「肝・心・脾・肺・腎」の5つと定義しています。口唇炎の発症には『脾』と『肝』が互いに深く関係し合っています。
*「五行」については別途豆知識に説明
『脾』の作用は胃腸のはたらきと似ており、飲食物を消化し、身体に必要な栄養や水分を吸収します(運化)。吸収した栄養や水分は「血」の源となります。
脾は口唇や肌肉をつかさどり、「口」に開竅します。これは脾の状態が口や唇に反映されやすいということを意味します。脾と胃腸の調子が悪くなると、消化・吸収のはたらきが低下し、全身を栄養する血の源の生成も低下します。これによって口周りへの血流や栄養が不足し、口や口唇が荒れやすくなると考えられます。
また、脾は乾燥を好み、湿気(湿)を嫌う特性があります。湿には重濁性(重く)・粘滞性(とどまる)の性質があり、体内にたまると血流も滞りやすくなります。
人間の身体に関する五行には、五臓に関連する以下のようなものがあります。
なかでも『脾』は口・唇・肌肉と密接に関係しています(脾に関するものは赤字で表記)
脾気虚・肝脾不和に共通して関係しているのが「気」です。
気は人間の生理活動の原動力となるもので、推動・温煦・固摂・防御・気化の5つの作用があります。脾の気(脾気)が不足して推動力低下すると脾の運化・昇清機能も低下します。これが脾気虚の状態です。脾気の不足にストレスが重なると肝脾不和になります。2つのタイプそれぞれにおいて、気の作用の低下で様々な症状が生じます。
生まれながらの脾気虚体質(脾気の弱い人)や、病気や疲労で脾気が損傷されるタイプがあります。脾気虚は、脾の運化機能が低下すると栄養源を摂取する力や、気を動かす力(推動)や免疫力(防御)も低下します。体幹から離れた四肢や、頭顔面部では滋養不足の状態となります(上気不足)。
顔面部にある口唇も同様に十分に栄養されなくなったり、免疫力が低下したりすることで、口唇炎、口角炎、口唇ヘルペス、剥脱性口唇炎のような症状が生じやすくなるのです。
脾の機能を高めることで気を充実させ、脾の運化昇清作用(消化・吸収機能)を促進します。また、気の推動作用(気を巡らせる働き)や防御作用(免疫機能)を高め、身体全体の気を補う治療を行います。
消化器系を働かせるエネルギーの「中気」(脾・胃の気)を補うことで消化吸収の力を高め、気を増やします。また、気を頭顔面部に引き上げ「上気」も補うと、口唇の状態も少しずつ気にならなくなります。
『肝』にはエネルギー物質(気血津液)を全身の隅々まで行き渡らせたり(疏泄作用)、血液をたくわえたり、身体の必要なところに供給して全身の血量を調節するはたらきがあります(蔵血作用)。
ストレスや疲労などから疏泄機能が低下すると、気を全身の隅々までまんべんなく行き渡らせることができなくなり(肝気うっ結の状態)、気の滞りや瘀血が生じます(気滞血淤の状態)。すると肝の影響を受けて『脾』の運化機能が低下し、食欲低下や腑部膨満になります。口唇も疏泄低下の影響を受け、血流も滞り、栄養されなくなり、口唇炎、口角炎、口唇ヘルペス、剥脱性口唇炎のような症状が出現しやすく、ストレスによって悪化したりします。
気の流れを良くして脾のはたらきも向上させる。脾の機能を助けて、消化吸収を促進して、飲食物からの栄養を全身(口唇も含む)に運べる治療を行います。
脾の機能を高めることで気を充実させ、脾の運化昇清作用(消化・吸収機能)を促進します。また、気の推動作用(気を巡らせる働き)や防御作用(免疫機能)を高め、身体全体の気を補う治療を行います。
油っこいものや甘いものの食べ過ぎなどで身体の中に発生した湿(脂肪も含まれる)が、ストレスやアルコールによる熱と一緒になり、クリーム状のドロッとした「湿熱」となるタイプ。
「湿熱」は湿の重濁性と粘滞性に熱が加わり、気血津液の流れが悪くなります。この湿熱が口周囲に影響して、顔面部にある口唇や口周囲に湿熱が停滞すると口唇炎、口角炎、口唇ヘルペスや剥脱性口唇炎などの症状が起こりやすくなります。
身体の余分な熱を取り出し(排出)、溜まった湿を代謝して身体の中の湿熱を取り除く治療を行います。口周囲の湿疹も落ち着きます。
脾の働きを促進して、消化機能を高めて栄養を唇まで届け、余分な湿が溜まりにくくなり剥脱性口唇炎、口唇炎、口角炎などの根本原因にアプローチします。
| 全身治療 |
1回 13,000円(毎回払い)
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当院では、美顔コースを受けられる方には全身治療が必要になります(全身を最適な状態にするため)。
| 10回コース | 80,000円(加えて別途、全身治療代13,000円が毎回発生します。) ※1回のみお試ししていただけます。(1回9,000円+13,000円(全身治療分)) |
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口周りのトラブルは、ストレスや自律神経の乱れ、疲労などが影響することがあります。
頭部にパルスをお灸することでホルモンバランスや自律神経のバランスを整えます。
| 1回 | 3,000円(別途、全身治療代13,000円が発生します) |
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