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関節リウマチ

関節リウマチとは?

関節リウマチ(以下リウマチ)とは、全身の関節に炎症が起こり、関節が腫脹する病気です。進行すると、骨の変形を起こしますが、初期段階では、関節を構成する「滑膜」といわれる膜の組織に炎症が起こる滑膜炎による「腫れ」や「痛み」が主な症状です

リウマチの診断は、症状・検査・X線の所見などから総合的になされます。
変形性の関節症や痛風などはリウマチと間違われやすい疾患ですが、リウマチにはこれらと異なる特徴的な症状が現れるため、以下のような診断基準が設けられています。

  1. 1時間以上続く朝のこわばり
  2. 3個所以上の関節の腫れ
  3. 手、足の関節(手・足関節、中手指節関節、近位指節関節)の腫れ
  4. 左右対称性の関節の腫れ
  5. 手のエックス線写真の異常所見
  6. 皮下結節
  7. 血液検査でリウマチ反応が陽性(RF)

このうち4項目以上満たせば関節リウマチと診断します。
ただし、(1)から(4)までは6週間以上持続することが必要です。
※アメリカリウマチ協会(ARA)(現:アメリカリウマチ学会(ACR))による

リウマチの原因

リウマチは、自己免疫疾患(自己体内の免疫システムが異常をきたし、本来守るべき己の細胞や組織を敵と認識し攻撃してしまう病気)に分類されています。(「飼い犬に咬まれる」と表現されることもあります。)
原因は不明で、遺伝・体質・ストレスなどの様々な因子が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

発症年齢

発症年齢で最も多いのは、30~40歳代ですが、60代までが発症しやすい年齢と言われています。また、性別では女性に特に起こりやすい疾患と言えます。

西洋医学的なアプローチとしては、主に薬物療法、リハビリテーション、手術療法が行われています。

中医学的で考える関節リウマチ

中医学でリウマチは、「痺証(ひしょう)」のうちの1つに分類されています。「痺」とは、「つまって通じないこと=痛み」を意味します。痺証は自然界の気候変化である「六淫の邪」が原因となっています。(ここでは特に風・湿・寒・熱が関連します。)この「邪」が人体に侵入し、気・血・津液(き・けつ・しんえき)の通り道である「経絡(けいらく)」をつまらせ、運行障害を起こすため痛みを誘発します。

豆知識
六気・六淫

中医学では、病の原因(病因)に感情の変化(七情)・飲食物・過労(労倦)などが、あげられますが、自然界の気候変化(六淫)も主要な病因として考えられています。

自然界の気候変化は、六気(風・寒・暑・湿・燥・火)と総称され、これらは人体に害をおよぼすことのない気候変化とされています。

しかし、異常気象などで本来の気候が乱れてしまうと、六気は病因となり六淫と称されます。「六淫の邪」とは、「風暑湿燥寒火」の6つの「邪」を指します。これらは、身体が弱った時などに、人体に侵入しやすくなっています。

気・血・津液

健康を維持するための人体の構成因子。これらが滞りなく行き来することで、人は健康な状態を保つことができると考えられています。

中医学的にみる関節リウマチ症状分類

まず、痺証の分類についてみていきましょう。痺証は、病因にもとづいて下記の4つに分類されます。

行(風)痺(こうひ)

風邪が優勢なもの

  • 痛みの部位が一定でない
  • 悪寒・発熱を伴うことがある
  • 寒・湿痺の症状を伴うことがある

痛(寒)痺(つうひ)

寒邪が優勢なもの

  • 痛みの部位が固定的で
  • 関節が屈伸しづらい
  • 痛みの部位に冷感を伴う
  • 温めると痛みが和らぎ冷やすと悪化

着(湿)痺(ちゃくひ)

湿邪が優勢なもの

  • 痛みの部位が固定的で重だるく痛み
  • 腫れている(熱感なし)
  • しびれを伴うこともある
  • 湿気が多いと痛みが悪化する

熱(熱)痺(ねっぴ)

熱邪が優勢なもの

  • 痛みの部位が赤く腫れ熱感を伴う
  • 痛みで局所が触れない
  • 冷やすと痛みが和らぐ
  • 関節が屈伸しづらい

※その時々の気候・環境・体調によって同一患者が様々なタイプの痺証を経験することがあります。(つまり、同じ人が行痺になったり、着痺になったりします。)

それぞれの「邪」には特性があり、その特性によって症状も上記のように変化します。 また、「六淫の邪」はあくまで病気の誘因因子といえ、人それぞれの体質によって受けやすい「邪」があります。その時々の気候によっても影響を受ける「邪」は異なるため、体質別の治療が必要となってきます。

どのようなタイプの人が、「邪」を受けやすいか?

さて、それではどのようなタイプの人が、これらの「邪」を受けやすくなっているのでしょうか?
リウマチは、中医学的に大きく5つのタイプ(気虚タイプ・陰虚タイプ・気陰両虚タイプ・気滞タイプ・痰濁タイプ)に分けることができます。

タイプ別にみた特徴的症状をみていきましょう。

気虚タイプ

先天的不足、食べ物などからの摂取不足、過労、慢性疾患などにより、身体のエネルギー源となる気が不足するため、栄養や血液を運ぶ力が弱まります。このため、関節が栄養されずに痛みを起こす原因となったり、湿という二次的病理産物を生み、体内に滞りを起こす原因となります。(滞りが起こったところは、関節の腫脹が生じます。)また、気の不足は、免疫力の低下を招くため、六邪の影響を受けやすい状態となってしまいます。

症状
  • 全身が疲れやすい
  • 気力がわかない
  • 話すのが億劫である
  • 風邪をひき易い
  • 内出血しやすい
  • 内臓下垂がある
  • 汗が止まりにくい
  • 生理の周期が短い
治療

不足している気を補い、血液の流れを改善し、全身に栄養がいくようにします。また、湿をたまりにくくします。(既にたまってしまった湿を動かして正常なルートへ戻します。)気を補うことで免疫力をつけ、外邪から身体を守れるようにします。

陰虚タイプ

慢性疲労、長期間の病気、出産、加齢などによって体内の陰(水分)が不足するため、体内の津液も不足し、流れが潤滑でなくなります。また、津液が不足すると血管が細くなってしまい、栄養や血流が行き渡りにくい状態になってしまいます。さらに関節部は、曲がる部位ですので、流れが悪くなりやすいところです。血管が細くなり栄養や血流が届きにくくなると、関節部が栄養不良や血流の代謝不全を起こし、水分が一定の場所で停滞して関節部に渋滞してしまいます。結果関節は腫脹し、痛みを起してしまいます。

症状
  • 痩せ体系(筋肉が筋張って細い)
  • 口が渇くが、たくさん飲めない
  • 手足の裏がほてっている
  • 寝汗をかきやすい
  • 腰がだるくなる
  • 皮膚が乾燥しやすい
  • 目が疲れやすい
治療

不足してしまった水分を補い、津液の不足を防ぎます。津液を充実させることにより、血も充実し身体全体の流れを潤滑にすることで関節にしっかりと栄養がいくようにします。また、停滞している関節部の水分を取り除く治療を加え、循環改善をして関節腫脹を軽減させます。水分の停滞が改善されると痛みも消失します。

気陰両虚タイプ

慢性的な疲労・長期間の病後などにより身体的な機能失調により、気の不足だけでなく、血・津液の不足も招きます。エネルギーを運搬する力も低下し、関節にも栄養が行き渡らず痛みが生じます。体内での代謝障害が起こるため、下記のような様々な症状が生じます。

症状
  • 疲れやすい
  • 寒がり、暑がり両方である
  • のぼせ感がある
  • 頬が赤い
  • 息切れがする
  • 食欲がわかない
  • 便秘がちである
治療

気陰両虚は、身体の流れを動かす力と、流れに必要な水分の両方が不足している状態のため、両方を補う治療が必要になります。
まず、不足している水分を補うことで血管内を充実させ、身体全体を潤滑にします。
そして不足している気を補うことで、身体内の流れを動かす力を補強し、血液、水分がどんどん流れるようにします。それと同時に、流れが悪くなったことによって関節部に停滞してしまったものを動かし、局所の循環改善を行い、腫脹、痛みを取り除きます。

気滞タイプ

身体的疲労による気の運搬力が低下や、精神的ストレスによる気の滞りにより、気・血・津液の流れがスムーズでなくなってしまいます。そのために、身体内の様々なところに滞りが生じ、関節に栄養が行き渡らなくなり、循環不全を起こし痛みが生じます。

症状
  • イライラしやすい
  • ストレスを感じやすい
  • 身体(足・手・腹部など)が張りやすい
  • ガスがたまりやすい(出すとスッキリする)
  • 旅行に行くと便秘する
  • 唾を飲み込むと喉につまり感がある
  • 足先だけが冷えやすい
治療

滞りが特に起こっているところを中心に全体の流れをよくすることで身体内の滞りを解消させます。また、気滞タイプは気虚などが原因となって起こることもありますので、原因となる要因とあわせて治療を行い、身体全体の循環をよくし、関節にも十分栄養が行くようにさせます。
(もちろん生活面でのストレス対処も重要です!)

痰濁タイプ

飲食の不摂生(甘いもの・油っこいもの等を好んだり、偏食)により、脾や胃が損傷され「痰」と呼ばれる2次的病理産物が形成され、気・血・津の流れを阻害します。痰が形成されると、身体全体の流れが悪くするために、関節に栄養がいきにくくなり痛みを起こします。また、形成された痰によって局所的停滞を起こすために、関節が腫脹します。

症状
  • 肥満体型である
  • むくみやすい
  • 頭や身体が重だるい
  • 食後よく胃がもたれる
  • 旅行に行くと便秘する
  • 水を飲みたがらない
  • 痰がよく出る
  • 軟便、下痢をしやすい
治療

身体内に形成された痰を取り除く治療を行います。また、損傷された脾胃の調整も行います。弱った脾胃を回復させるとともに、痰が形成されにくいように、脾胃の活動性をあげる治療を行います。

リウマチは、様々な生活環境の変化(出産、転勤、転職等)によるストレス(中医学では「内因(ないいん)」といいます。)により発症し、天候や気温、湿度(中医学では「外因(がいいん)」といいます。)によって痛みを誘発します。激しい天候や環境変化によって、痛みの程度も左右されることが多いです。

鍼灸治療は、痛みやその他体調の悪い部分を、上手にメンテナンスし、いい状態を維持するお手伝いができます。 当院では、病院のお薬と併用されている方も通院されています。ご自分にあう治療法を一緒に見つけていきましょう!

料金

全身治療 1回 5,500円(毎回払い)

体験談

関節リウマチ(全身治療) 【S.T様】

今から7年前の30代前半に関節リウマチを発症。関節リウマチ発症当時は寝床から離れる事も困難な程、こわばりと痛みに悩まされる毎日に、この先の自分の人生に嘆く日々が続いた。
病院での投薬でなんとか痛みに耐えながらの生活を送っていたものの、痛みの箇所はどんどん身体中の関節という関節に広がる一方であった。
当時関節リウマチに鍼灸治療がよいと言うのは、聞いていたものの、自分の痛みにプラス鍼の痛みを耐えねばならない治療に足を踏み入れる勇気もなく、痛み止めを多量に飲む日々を過ごしていた。
そんな折、「痛くない鍼・温かいお灸」という言葉に惹かれ、まり鍼灸院をわらをもすがる思いで訪れた。
関節リウマチの痛さは、見た目には分かりにくいという事もあり、家族や周りの人々の理解を得るには難しいと諦め、痛さを耐えていた数年。だがまり院長は違った。
私自身の痛み、辛さを親身になって理解し、力になってくださった。
私自身は関節リウマチ発症から7年という月日が経っていた事もあり、また骨の変形も進んでいた為、血液検査によるCRP(炎症反応)やRF(リウマチ因子)そして、MMP(骨破壊度)が改善へと向うには時間がかかった。
しかし、まり院長の言葉を信じ、諦めず週2回全身治療に加え痛みの激しい部分に局所治療(置鍼)を施して頂いた。
挫折しかける私に院長は時にはなだめ、そして時には叱咤激励をして下さった。
そうして治療開始より半年以上が過ぎた。
鍼灸治療前は、関節の痛みの広がりに怯えていたのが、治療を開始してまもなくより、痛む身体の関節が2か所だけとなり、またその2か所も悪天候の日に少し痛むが、普通の人と変わらない生活ができるようになった。
そして社会復帰も果たし、今では黄色信号を走れるまでになっていた。
先日病院での血液検査でも、改善は顕著で、CRP、RF、MMPとすべての項目において、正常化していた。
病院の医師も「暖かくなったら、少し薬を減らしてみようね。」と言って下さった。
この言葉を聞くのは何年ぶりだろうか?
毎年梅雨時期と冬の季節には寝込む日々が多かったが、今年からは元気に過ごせそうである。
まり院長そしてスタッフの皆様、本当にいつも有難うございます。
そしてこれからも、末永く宜しくお願いします。
関節リウマチで悩んでいる方に一人でも多くまり鍼灸院を知ってもらいたいという熱いおもいで体験者の声を書かせて頂きました。有難うございます。

関節リウマチ 体験談はコチラ

よくある質問

Q1. 関節リウマチに鍼灸治療は適応されますか。

WHO(世界保健機構)でも鍼灸治療が関節リウマチに、有効と言われています。また全国健康保険協会でも保険適応となっております。薬だけでは痛みが軽減しなかった患者様も、薬と鍼灸治療を併用することによって、ご自身の血液データが改善されたというお声もいただいております。

Q2. 関節リウマチの痛みを取ることはできますか。

個人差はありますが、西洋医学で中々改善されなった方も、鍼灸治療で改善されています。

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