大阪市の小児鍼・夜尿・便秘・少食等の鍼灸治療は大阪市天王寺区のまり鍼灸院|女性鍼灸師で安心

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夜尿、便秘、少食等

夜尿、便秘、少食、よく風邪をひく等の症状に効果を発揮します。

夜尿

軽症から重症のものがあります。夜尿の回数が週に1~2回くらいなら軽症ですが、毎晩するなら重症の方です。

夜尿症の子は下腹部の冷えがきついことが多いです。腰仙部に反応が出やすく、皮膚が過緊張になっています。治療はこの部分の過緊張を和らげるようにします。

夜尿症の増悪因子として、精神的ストレスや冷えがあります。夜尿症で一番困って苦しいのは、こども自身です。症状が治まるとこどもも保護者の方も楽になります。

便秘

排便リズムは個人差がありますが、母乳で育っている子で1日に5~7回、人工乳の子は1日1~2回の排便です。普通食を食べる1~2歳位には1日1~2回位になってきます。数日に1回くらいでも適度な硬さで時間もかけず気持ちよく排便されていれば便秘ではありません。

治療は肩甲部から仙骨部にかけての背部が重要となります。排便すれば、胃のガス・空気も排出され、食事量や睡眠にも好影響を与え、日々の機嫌もよくなってきます。

少食

食事量が少ない子は保護者の方にはとても心配なことですよね。食事はあまり食べないのに、「甘いものばかり欲しがって…」と悩んでいませんか。それは、子どもが疲れていたり、体調が悪いサインです。大人だって疲れるとやたら甘いものが欲しくなったりします。子どもだって同じです。

食べない子は、痩せて手足が細いです。お腹には横ジワが入ってまた小さく、口の周りはなんとなく黄色っぽいか、あるいはくすんでいるように見えます。肌にも艶があまりない子が多いです。また、お腹周りも冷えており、手足も他の子と比べて冷たいことが多いです。消化器の働きが十分でないために、食事量が減ってしまい成長にも影響する場合もあります。

例えば、胃腸にガスが膨満し交通渋滞して、食べたくなかったり、また胃弱で胃腸の働きが悪くて食べられないので、これらを治療していくことで、食欲もでてきます。食欲のない子は、肩や首も過緊張であることが多いのでこの部位を緩和させ、よく眠ることで回復も早くなります。

よく風邪をひく

身体の中の気の力が弱いと考えられます。風邪ばかりひいていると、食欲もなくなり成長にも影響を及ぼしかねません。少しでも早く鍼で元気な身体に整えましょう。

このようなお悩みの方

  • 夜尿でお悩みの赤ちゃん・幼児・小学生
  • 便秘、少食の赤ちゃん・幼児・小学生
  • よく風邪をひく赤ちゃん・幼児・小学生
  • 緊張しやすい・幼児・小学生

選ばれる理由

  1. 専門誌(中医臨床・医道の日本)に論文が掲載されています。

    専門誌・学会論文、詳しくはこちらをご覧ください

  2. 多数の学会で発表し、当院の治療は数字に裏付けられた効果があります。

    学会発表、詳しくはこちらをご覧ください

  3. 4回の鍼灸治療で症状が有意に改善すると示唆されています(学会発表より)。

    学会発表、詳しくはこちらをご覧ください

  4. 体質が変化するため、夜尿・便秘・少食以外の症状も同時に改善することが多いです。

    学会発表、詳しくはこちらをご覧ください

  5. 当院の院長が、鍼灸師や医師に小児はりの講演を多数しております。

    院長講演内容、詳しくはこちらをご覧ください

料金

小児鍼コース 5回券 25,000円 6歳までの小児(小児鍼)となります。
※小学校入学前3月末まで
5回券 30,000円 小学生料金となります。
※小学校入学の4月1日以降

キャンセルポリシーについてはこちら

患者様の声

便秘で生後から悩んでいた女児が自力で排便できた

生後から便秘で悩んでいました。昨夜、娘の便が自力で出ました。かなり硬そうでした。
自然に出たのは2ヶ月ぶりなのでかなり嬉しかったです。これからも出来るだけ通いたいと思います。今後ともよろしくお願いします。

どもり・吃音が小児鍼で改善。とっても話すようになった

娘が1歳の頃、髪の毛が中々生えてこず、初めてこちらを受診しました。数ヶ月の内に髪の毛がどんどん生えるようになり、血流がよくなったようで顔色もよくなったことにびっくりしました。今年、息子のどもりがひどくなり、精神的なものだと思いましたが、ふと血流も関係あるのではないかと思い、久しぶりにこちらに伺いました。数回の内に性格が元の通り明るく戻り、どもりもほとんどなくなり、うるさいくらい話すようになりました。いわゆる普通の病院では相談できないようなことが、こちらでは相談できて改善していただき感謝しています。

小児鍼・アトピー・夜泣・疳虫(かんむし)
患者様の声はコチラ

よくある質問

Q1. 料金について教えて下さい。

小児鍼コース(6歳まで)5回券12,500円
小児鍼コース(小学生)5回券20,000円

Q2 何歳ぐらいから治療してもらえるのですか。

生まれてから病院を退院後(生後10程度)、すぐに受けていただけます。便秘でお困りだった生後2週間のお子様も、小児鍼5回の治療で症状が改善されました。

よくある質問一覧はコチラ

学会発表

当院は小児鍼・アトピー・夜泣き・疳虫(かんむし)の学会発表をしております。

学会発表、詳しくはこちらをご覧ください

中医弁証論治による小児鍼治療 -77症例の効果検討-

Ⅰ.はじめに

我々は、第61回全日本鍼灸学会学術大会(三重大会)にて、小児鍼問診票を用いて小児鍼の4回施術により、「睡眠障害」「カンムシ」の悩みスコアが有意に改善することを報告した。今回は、小児三大症状(睡眠障害・カンムシ・アレルギー)の改善に加え、アレルギー症状に関して、4回・9回の施術により保護者の気になる程度や症状に改善が見られるか否か、小児鍼治療に対する満足は得られるか検討したので報告する。

Ⅱ.研究方法

1.対象

2009年7月~2012年7月(36ヵ月)に来院した小児患者77名(男児31名、女児46名)(平均年齢3.2歳±3.1歳)。

2.方法
  1. 小児の初診時三大症状に対する、4回の小児鍼治療効果(n=77)。
  2. 小児の初診三大症状に対する4回・9回の小児鍼治療効果(n=40)。
  3. 小児鍼(アトピー性皮膚炎、湿疹・痒み、アレルギー性鼻炎)の4回・9回の施術と限られた回数で得られる効果(n=26)。
  4. 小児鍼に対する保護者の治療満足度を検討した。
問診時期
初診時と4診目施術後(以下4回後)、9診目施術後(以下9回後)に実施。
問診票
小児鍼問診票(小児はり学会認定)を用いた。
評価方法
  1. 気になる程度:0~4の5段階にて評価。
  2. 症状の程度:NRS(Numerical Rating Scale)を用いて0~10の11段階にて評価。
    スコアが大きい程、症状が強いことを示す。
  3. 治療満足度:100点法にて鍼灸治療に対する満足度を評価した。
    点数が高い程、満足度は高いことを示す。

Ⅲ.結果

1.来院時主訴分析(図1)

小児鍼患者の来院時の主訴を分類

  • 1位 睡眠障害(夜泣き、途中覚醒、寝付き等) 37.7%
  • 2位 カンムシ(キーキー声、怒る・イライラ等) 22.1%
  • 3位 アレルギー(アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎等) 15.6%
2.初診時三大症状の鍼灸治療効果
  1. 短期の治療効果:初診vs4回後(n=77)(図4)
    「睡眠障害」「カンムシ」「アレルギー」について、すべてのスコアに有意な改善がみられた。
  2. 継続治療の効果:初診vs 4・9回後(図5)
    今三大症状すべてにおいて、初診vs 4回後・初診vs 9回後で気になる程度スコアに有意に改善がみられた。
3.アレルギー症状に対する鍼灸治療の効果:初診vs 4・9回後(図6)

「アトピー性皮膚炎」「アレルギー性鼻炎」では、治療回数に比例して平均値は改善しているが、スコアに有意差はみられなかった。「湿疹・痒み」については、4回後のスコアに有意差がみられた。

4.小児鍼に対する治療満足度(図7)

小児鍼治療全般に対する満足度は、90点以上は4回後で45%、9回後で49%、70点以上は4回後で95%、9回後で98%と治療回数に応じて満足度は高まる傾向であった。
「アレルギー」対象者の満足度は、90点以上54%、70点以上93%と高かった。

Ⅳ.考察

  1. 小児鍼三大症状「睡眠障害」「カンムシ」「アレルギー」では、4回後ですべてスコアが有意に改善した。実際臨床上では、1回の施術でもほとんどの小児に、何らかの効果が確認できる。初診時から、身体の診察ポイントを保護者に説明し、その変化を観察して、1回の小児鍼治療で体表に良い変化が得られることを理解してもらう。また、症状の改善傾向について、3~4回の治療で実感できることが治療継続の大きなポイントであると考えている。
  2. 今回、アレルギーについて「アトピー性皮膚炎」「湿疹・痒み」「アレルギー性鼻炎」に分けて詳しく分析検討した。「湿疹・痒み」の4回後にスコアが有意に改善した。他はスコアに有意差はみられなかった。しかし、「アトピー性皮膚炎」「アレルギー性鼻炎」は平均値では加重効果がみられた。治療回数を9回後まで増し、アレルギーに限定すると、対象人数が23人と少なくなることも、スコアに有意差がみられない原因と考える。また、「アレルギー」対象者の治療満足度は、70点以上が93%と高い。今後症例数を増やし追跡する必要がある。
  3. 小児鍼治療満足度は、100点満点中80点以上が4回後で95%、9回後で98%であった。これは、非常に高い満足度といえる。また、治療継続により満足度は高まる。また、40点以下の者は0%であった。鍼灸業界として自信を持って、推奨できるカテゴリーと言える。

引用:中医臨床2013年9月第134号P146-151

データ分析

1.来院時主訴分析 図1

来院時主訴分析

  • 1位 睡眠障害(夜泣き、途中覚醒、寝付き等) 37.7%
  • 2位 カンムシ(キーキー声、怒る・イライラ等) 22.1%
  • 3位 アレルギー(アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎等) 15.6%

1.2.3位の症状がお子様のお悩みの75%を占めています。3つの症状は鍼灸の得意分野です!

2.初診時三大症状の鍼灸治療の効果
①短期の治療効果:初診vs4回後(n=77) 図2

短期の治療効果

すべてのスコアに有意な結果が見られ、小児鍼3~4回の治療で、症状の程度が軽減しました!

②継続治療の効果:初診vs 4・9回後(図3)

継続治療の効果

三大症状すべてにおいて、初診vs 4回後・初診vs 9回後で気になる程度スコアに有意に改善がみられました。

3.アレルギー症状に対する鍼灸治療の効果:初診vs 4・9回後 (図4)

アレルギー症状に対する鍼灸治療の効果

アレルギーについては、鍼灸治療により、4・9回後に改善傾向がみられました!湿疹・痒みについては統計的にも有意差が出ました。

4.小児鍼に対する治療満足度 (図5)

小児鍼に対する治療満足度

小児鍼治療全般に対する満足度は、90点以上は4回後で45%、9回後で49%、70点以上は4回後で95%、9回後で98%でした!
治療回数に応じて満足度は高まる傾向にあり、「アレルギー」でお悩みのお子様の満足度は、90点以上54%、70点以上93%と高い満足度が得られました!

小児はり(小児鍼)と病院の違い

1)小児はり(小児鍼)は病院の検診で“発達障害”等、診断された赤ちゃん(幼児・小学生)だけでなく、“健康”と診断されても、夜尿、便秘、少食等で悩まれる赤ちゃん(幼児・小学生)にも効果があると学会でも発表しております。

2)小児はり(小児鍼)には副作用はありません。刺さない鍼・熱くないお灸なので保護者の方も安心して赤ちゃん(幼児・小学生)に受けさせていただけます。

3)小児はり(小児鍼)は皮膚表面に接触したり軽くなでる刺さない鍼の刺激ですので、赤ちゃん(幼児・小学生)に喜んで受けていただけます。(中には緊張しやすい子もいらっしゃいますが、慣れたら大丈夫です。)

4)小児はり(小児鍼)は病気を治療するのではなく、赤ちゃん(幼児・小学生)の夜尿、便秘、少食等の症状を中医弁証論治を用いて、その子に合った、その日に合った経穴配穴(ツボの組み合わせ)により症状が改善します。

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