2020年01月20日
2019年6月、第70回日本東洋医学会学術総会にて、「月経前の月経随伴症状に対する鍼灸治療の効果」を発表させていただきました。今回は、対象者を30代女性に限定し月経前症状(以下、PMS)の変化を調査しました。調査期間は、治療開始前から1月経周期です。
2009年~2012年の3年間、当院を受診された方の内、PMSで悩まれていた方を年齢別でみると、30代が48.3%となり、各年代では1番多くの方がPMS症状に悩まれていました。
今回の調査では、月経随伴症状の問診票8項目の内、水分貯留・集中力・否定的感情・行動の変化・痛みの5項目に統計的に有意な改善がみられました。
各項目の中には、それぞれ小項目があり、41項目中14項目に有意な改善が見られました。
効果があった項目には、肌荒れ・怒りっぽい・むくみ・居眠り・腰痛・憂鬱になる・下腹部が痛い等がありました。月経前にこのような症状が現れたら、是非鍼灸治療をお勧めします!
今回の調査では、1月経周期の間、鍼灸治療を受けていただくことで、30代女性のPMS症状が楽になることがわかりました。月経前になると、体の不調が出て、憂鬱になると思われている方は、是非鍼灸治療をお勧めします。きっと今までの辛さが楽になりますよ!私たちが日々行っている臨床では、今回有意な改善がなかった症状にも、「楽になった!」「薬を飲まなくても大丈夫だった」という意見を頂いていますので、PMSでお悩みの方は是非一度ご相談下さい!私たちまり鍼灸院は、辛いPMSでお悩みの女性の味方です!