2020年01月09日
2018年11月、全日本鍼灸学会近畿学術集会にて、「月経随伴症状に対する 鍼灸治療の効果」を発表させていただきました。今回は、病院にて婦人科疾患の診断をされた方を調査しました。
(画像1~4枚目参照)
子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣嚢腫など、病院にて何らかの婦人科疾患の診断を受けた36名です。
鍼灸治療を受ける前と、その後2回目の月経中の症状を比較しました。
(画像5~10枚目参照)
今回の調査では、大項目7尺度中、水分貯留、痛み、行動の変化の3尺度に、統計的にも有意な改善が見られました。大項目には、3尺度以外に集中力・否定的感情・コントロール・自律神経失調の4尺度があります。
(画像11枚目参照)
大項目で有意差が見られた水分貯留・痛みの小項目である、むくみ・腰痛・疲れやすいの項目に、統計的にも有意な改善が見られました。大項目には各々小項目があり、小項目には不眠・肩凝り・耳鳴り等47項目あります。
月経中に起こる、むくみ・腰痛・疲れやすい症状でお悩みの方は是非鍼灸治療をお勧めします!
(画像12・13枚目参照)
今回、対象者36名の方の治療回数は平均4.5回でした。婦人科疾患をお持ちの方も1~2週に1回の鍼灸治療を2月経周期の間続けられる事で、月経中に起こるむくみ・腰痛・疲れやすいといった症状が改善することがわかりました!一人でも多くの女性のサポートができるよう、今後も月経随伴症状に対する調査を続けていきたいと思います!
(画像14~16枚目参照)