月経随伴症状に対する鍼灸治療の効果|月経随伴症状(MDQ),婦人科・不妊症・骨盤血流改善,2014年 第63回 全日本鍼灸学会学術大会|学会発表|大阪市天王寺区のまり鍼灸院

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学会発表

2014年07月25日

月経随伴症状に対する鍼灸治療の効果

ー婦人科疾患を有する患者46名の検討ー

月経随伴症状とは…

月経開始直前や月経中に、発生する不快症状の総称です。
当院に来院される女性患者の多くが、月経随伴症状の悩みを持っています。
そこで鍼灸治療が月経随伴症状に及ぼす効果について調査しました。
婦人科疾患を有する人の月経前随伴症状の変化をMDQ8尺度(月経随伴症状日本語版)を用いて、8尺度と各々の少項目46項目について調査しました。

調査期間 2009年1月~2012年3月
対象人数 46名
調査時期 初診時以前(以下治前)と治療開始後(以下治後)の月経随伴症状
治療回数 平均1.6回
平均年齢 38歳 ※46名中 30代、40代が87%でした。

MDQ8尺度

大きく8尺度(大項目)に分類され、8尺度各々に小項目が設けられています。

1.水分貯留 ・体重増加
・肌荒れ
・お乳が痛い
・むくみ
2.集中力 ・不眠
・健忘
・考えがまとまらない
・判断力が鈍る
・集中力低下
・気が散る
・指を切ったり
・動きがぎこちない
3.否定的感情 ・泣きたくなる
・寂しくなる
・不安になる
・落着きなし
・怒りっぽい
・気分が動揺する
・憂うつになる
・緊張しやすくなる
4.コントロール ・息苦しい
・胸絞めつけ
・耳鳴り
・動悸
・手足しびれ
・ぼやけて見える
5.痛み ・肩・頚こり
・頭痛
・下腹部痛
・腰痛
・疲れやすい
・体が重い
6.気分高揚 ・優しい気分
・素直になる
・興奮しやすい
・幸福な気分
・活動的になる
7.自律神経 ・めまい
・冷や汗
・吐き気
・顔ほてり
8.行動の変化 ・勉強・仕事の根気減
・居眠り
・出不精
・付き合い避ける
・能率低下

46名 訴えの多い項目は?…

8尺度(大項目)
1位 : 水分貯留 (むくみ、肌荒れなど) …44名
2位 : 痛み (肩・頚こり、疲れやすいなど)…43名
3位 : 否定的感情 (怒りっぽい、憂うつなど)…35名でした。

結果

8尺度

痛み、否定的感情集中力、コントロール、集中力、自律神経失調症、行動の変化の8尺度中6尺度に有意な改善がみられました。

小項目

肩・頚こり、怒りっぽい、不眠、腰痛、泣きたくなるなど、46項目中12項目に有意な改善がみられました。平均値では40項目で改善がみられています。

まとめ

婦人科疾患をお持ちの方の、月経前随伴症状は鍼灸治療平均1.6回により、改善がみられる項目がありました。
平均値では、40項目とほとんどの項目で改善がみられました。
鍼灸治療は月経前随伴症状に効果があることが分かりました。

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