鍼灸治療が冷え症に及ぼす効果(第2報)|便秘・冷え性・むくみ,2017年 日本東洋医学会学術総会|学会発表|大阪市天王寺区のまり鍼灸院

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学会発表

2017年08月25日

鍼灸治療が冷え症に及ぼす効果(第2報)

冷え症は短期の治療に続き、2カ月間の治療でも改善することがわかりました!

鍼灸治療が冷え症に及ぼす効果(第2報)

H29年6月、日本東洋医学会学術大会にて、「鍼灸治療が冷え症に及ぼす効果(第2報)」を発表させていただきました。担当は高橋涼子です。
H28年10月、日本東洋医学会関西支部例会では、冷え症状に対する鍼灸治療の短期効果を検討し、発表をしました。今回は、治療開始から2ヶ月後の冷え症状の変化を調査しました。

(画像1~3枚目参照)

今回の対象者は?

H28年2月~9月、当院に来院された初診の患者様41名の内、冷え症を自覚し、判別式において冷え症と判定された15名としました。
男女比では、女性が多く、年齢は40代が一番多かったです。

(画像4~14枚目参照)

平均の治療回数は??

今回、2カ月間の平均治療回数は、8.1(±1.3)回でした。約1週間に1回のペースで来院されている方が多いです。

初診と比べて2ヵ月後の治療効果は??

「冷え日記」の冷えの項目において、中央値3.0→2.0に変化し、検定においても有意な差が見られました。また、横型100mmのVAS(Visual Analogue Scale)による冷えの程度においても、49.0mm→28.0mmへと変化し、こちらも有意な差が認められました。この結果より、2ヵ月後も、冷えの症状が改善し、継続していることがわかりました。

(画像15~17枚目参照)

まとめ

冷え症状に対する鍼灸治療の効果は、短期に続き、2カ月間の治療でも改善することがわかりました!今回の調査では、冷えを第一主訴として来院される方はいませんでしたが、多くの方が気になる症状に上げられています。今後も冷えに悩まれている患者様の症状改善の為、日々精進してまいりたいと思います。

(画像18~20枚目参照)

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