鍼灸治療が冷え性に及ぼす効果|便秘・冷え性・むくみ,2016年 日本東洋医学会関西支部例会|学会発表|大阪市天王寺区のまり鍼灸院

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学会発表

2017年06月15日

鍼灸治療が冷え性に及ぼす効果

鍼灸治療が冷え症に及ぼす効果

H28年10月、日本東洋医学会関西支部例会にて、まり鍼灸院では初となる、「鍼灸治療が冷え症に及ぼす効果」について発表をさせていただきました。
今回はH28年2月~6月に当院に来院した初診の患者様の内、冷えを自覚する11名の方を対象に調査をしました。
調査時期は、初診時と2回目来院日の過去1週間としました。ただし、2回目の来院日が初診から1週間経っていない場合は3回目の来院日としました。

(画像2~5枚目参照)

初診と比べて2回目来院日の治療効果は??

「冷え日記」の冷えの項目において、中央値4.0→3.0に変化し、検定においても有意な差が見られました。また、VASによる冷えの程度においても、64.0mm→37.0mmへと変化し、こちらも有意な差が認められ、2回目来院日には、冷えの症状が改善していることがわかりました。

(画像14~18枚目参照)

なんと!冷え症状は平均1.5回の鍼灸治療で有意に改善することがわかりました!

今回、調査対象だった11名の方の平均治療回数は1.5回でした!
本人が「冷え症が治った!」と実感するには個人差もありますが、1.5回の鍼灸治療で「冷え症が治るかも!?」と感じられる方もおられ、短期間の鍼灸治療が、冷え症状に対して効果があるという事がわかりました。また、「長年感じていた足の冷たさが治療後にはポカポカしていた。」と言う嬉しいお声もいただいています。

(画像19~20枚目参照)

まり鍼灸院で使用している、冷え症の問診票とは??

  1. 坂口ら考案の「冷え日記」
    • 1週間を振り返っていただき、症状の程度を0~5の6件法で答えていただきました。
      こちらは、数字が大きい程症状は強くなります。
    • 横型100mmのVAS(Visual Analogue Scale)を使用し、冷えの程度を答えていただきました。
  2. 寺澤ら考案の「冷え症調査用問診票」
    • 24項目の質問に対して、非常に思う・かなり思う・たまに思う・思わない、のいずれかに答えていただき、点数化をしました。
    • 問診票は来院日の過去1週間を振り返っていただき、記入していただきました。

(画像6~13枚目参照)

☆「冷えは万病の元」と言われるように、様々な症状に関係しています。そんなに気にした事はないけれど身体は冷えると言う方は、是非一度鍼灸治療をためしてみませんか!?

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