鍼灸治療による不眠症状の検討|不眠,自律神経系,2013年 第33回 全日本鍼灸学会 近畿支部学術集会|学会発表|大阪市天王寺区のまり鍼灸院

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学会発表

2014年04月22日

鍼灸治療による不眠症状の検討

2013年第33回 全日本鍼灸学会近畿学術集会で 不眠について発表しました。
不眠症(入眠困難、睡眠障害、熟睡感など)で悩んでいる人は多く 、厚生労働省の調査でも増加傾向にあります。
睡眠障害国際分類第2版でも「日中の生活の質の低下がみられる症候群」 と定義されています。
当院でも、主訴以外に不眠症状を訴える方が多数おります。
そこで鍼灸治療が不眠症状に及ぼす影響について調査しました。
H23.6〜H24.8に来院された患者さんで、不眠を訴えた方を対象に行いました。

☆主訴は不眠ではない?

不眠を主訴で来られる方はおられず、来院のきっかけは、肩こり・顔面神経麻痺・不妊症などです。
年齢は、30代から40代の女性が多いです。

☆方法

問診票により2つのグループに分けて其々調査を行いました。
1群:1、当院自作の問診票(不眠症状・ 随伴症状6項))を用いて治療前と治療後の効果
2群:2、当院自作問診票 (随伴症状9項目)2、アテネ不眠尺度8項目を用いて
治療1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後の効果

☆結果

1群
不眠症状に有意な改善が見られました。
随伴症状もイライラ・肩こり・目の疲れの項目に有意な改善がみられました。

2群
1、アテネ不眠尺度では、8項目中、途中覚醒・日中の眠気など6項目に有意に改善する
時期がみられました。
2、随伴症状では、9項目中、肩こり・疲れやすいなど6項目に有意に改善する時期が
みられました。

☆まとめ

鍼灸治療は、不眠症状・随伴症状に効果があることが分かりました。
また、不眠症状を訴える人は、随伴症状も多く、肩こり・目の疲れ・疲れやすいと感じおり不眠症状、随伴症状の改善はQOL(日常生活)の向上につながると考えられます。
主訴では不眠を訴えていない事から、鍼灸治療が不眠に効果があると残念ながらあまり認知されていません。
今後は対象人数を増やし、自作問診からアテネ不眠尺度(世界共通の不眠症判定法)に変更し、随伴症状の関連性など鍼灸治療の効果を調査していきたいと思います。

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